梅ジャムとソースの終わりなき戦争
梅ジャムせんべい、
ソースせんべい、ありますね。
誰もが一度は食べたことあるんではないかと。
安いのに、せんべいにソースをつけるという
プチクッキングエクスペリエンスも提供してくれる。
楽しいですね。
まず言えるのはミルクせんべいうますぎ。
うす甘くて癖がなくてサラッと溶けていってしまう。
駄菓子せんべい界を屋台骨から支える文字通りの基盤。
どことなく薄くて頼りないようでいて、
どんな女(ソース)にも合わせられる驚異の柔軟性をもつ。
その控えめな素振り(味)のせいで存在が軽んじられがちだけど、
その物腰の柔らかさと隅々まで気の利く立ち振る舞いに、
女たちは首ったけな訳です。
ただそんな中でも、
女(ソース)の集団から頭ひとつ抜きん出た存在が立ったふたり。
梅ジャム
そしてソース
前者は可愛らしく、かつ派手で甘いルックスの中でも(ピンク色)、
時折見せる女としての強さや、
凛とした眼差しでせんべいを可憐に魅了する。(すっぱい)
いっぽう後者はクールで近寄りがたい雰囲気を纏いつつも(ソース色)、
嫋やかで懐深い人間性でせんべいを強く強く魅了するわけです。(ソースうまい)
せんべいは結局どちらも選べずに苦悩し、出家。
もうめんどい。
後半から、帰ったらドラマ「運命の人」を
huluで観ようと思いながら書いたらこうなった。
松たか子さんが梅ジャム、
真木よう子さんがソースのイメージジャストということで終わります。
なお私はどちらも好きです。